車内を見渡すと同じ制服の男女4人が座っているのが目に止まり
そっと近くに立ちました
話を何気なく聴いていると○○高校の1年生らしく
楽器をそれぞれ持っているのでブラスバンド部のようです
同じ制服なので「今日は部活?」って気安く声を掛けると
「何年生ですか?」と女の子に尋ねられました
ほんとは一瞬2年生と答えたかったけど
ちょっと無理がありそうなので
「3年生」って答えていました
「それにしては制服が奇麗ですね スカート丈も長いし」
そんなこと考えていなかったので口ごもりながら
「2学期から転校するので手続きで先生に呼ばれているの」
「だから制服は揃えたばっかりだから新しいの」
こんな嘘を彼女たちは信じてくれたようで
「お姉さん 座って」と席の間を開けてくれました
学校の中よくわからないと言うと
部活が始まる前に案内してくれることになりました
乗り換えの駅に着きました
彼女たちの後ろについていくと
「お姉さんのスカート長くてかっこわるいから
詰めたら」って言われたのです
よくわからない顔をしていると
こっちに来てと手を引かれ 女子トイレに連れて行かれました
さっとベストをたくし上げられ ウエスト部分を
二織り三織りして「うん これで完璧!」ってうなづいて
鏡の前に立たせてくれました
え!短い 凄い短いのです
膝上何センチというより又下何センチもないのです
これでは階段では完全にパンツが丸見えです
もしかしたらちょっと屈んだだけで見えることでしょう
「3年生ならこのくらいが普通だよ」
トイレを出て「お待たせ」って待っていた男子生徒に手を挙げると
後から出てきた短いスカートに視線を釘付けの男の子たちが
[お姉さんがかわいいから見とれちゃって]って
女の子に言われていました
ほんとにかわいい男子生徒です
少し込み合った電車の乗り換え
20分位で学校に到着
「お姉さん 職員室に行くの?」と聴かれ
ついうなずいてしまいました
彼女たちは体育館に集合らしく
時間が迫っていたため場所を聞いて分かれました
すんなりと学校の中に入れたものです
夏休みの校舎の中はとても静かです
トイレに行きたくなったので探して入りました
最初に見つかったのは男子トイレです
女子トイレが並んでないのです
我慢していたし 誰もいないから
思い切って男子トイレに入ってしまいました
小が10位 大が3つあったので
一番奥の個室に入って座りドアの鍵を閉めようとしたら
鍵が壊れていたのです
終わるまで誰か来ないかドキドキしていましたが
誰も来ませんでした
このドキドキ感をさらに続けたい気持ちが
れいなを大胆にさせたのです
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